ベルトレンチとは

ベルトレンチとは

ベルトレンチ
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ベルトレンチとは、ゴムや樹脂などの柔らかいベルトを対象物に巻き付けて回すための工具です。主に、パイプや配管、円筒形の部品など、形が丸くてつかみにくかったり、年月が経って固着して回りにくくなったものを回す際に使われます。金属の歯などががないため、対象物を傷つけにくいので、一度外してまた使う場合などにとても重宝します。

内装工事やリフォームの現場では、設備工事の中で使われることが多く、仕上げ材や塗装面を傷めたくない場面に最適です。 自分がよく使う場面は意外と電気を外すときです。古いアパートの営繕を依頼されることが多いのですが、浴室などの電気のカバーなどが古く固着してしまっていたり、だれかがまっすぐ閉めずに斜めに閉めてしまって取れなくなってしまった・・・というときに、カバーを割らずに回すことができて力もそれほどかけずに外すことができるので便利です。

ちなみにですが、がっちり閉まっていて開かなくなったビンのフタ(大き目サイズのビン)もこれで開きます。我が家はビンの蓋が空かない時に時々家族に貸してといわれます。


なぜベルトレンチが使われるのか

通常のモンキーレンチやパイプレンチは、金属の爪で強く挟むため、対象物にキズが付きやすくなります。特に、

・塩ビ管
・メッキ仕上げのパイプ
・樹脂製の部品
・塗装された筒状部品

こうしたものは、工具跡が残りやすかったりつぶれてしまったりしやすいです。

ベルトレンチはベルト全体で力を分散させるため、滑りにくく、見た目を損ねずに回せるという利点があります。


ベルトレンチの構造

一般的なベルトレンチは、次のような構造です。

・グリップ(持ち手)
・ベルト(ゴム・樹脂・ナイロンなど)
・ベルト固定部

ベルトを対象物に巻き付け、引っ張る方向に力をかけることで、締め付け・緩め作業ができる仕組みです。構造がシンプルなため、扱いも比較的簡単です。


ベルトレンチの種類

ベルトレンチには、用途に応じていくつか種類があります。

・ゴムベルトタイプ:滑りにくく、設備作業向き←自分が使っているのはこれです。
・ナイロンベルトタイプ:軽量で扱いやすい
・交換式ベルトタイプ:ベルトが消耗しても交換可能

対象物のサイズや材質によって、ベルトの素材や長さを選ぶことが大切です。


使用時の注意点

ベルトレンチは万能ではありません。

・固着が強すぎる場合
・高トルクが必要な場合

こうした状況では、ベルトが滑ったり切れたりすることがあります。また、ベルトの巻き方向を間違えると力が入りにくくなります。正しい向きでしっかり巻き付けることが重要です。


他の工具との違い

ベルトレンチは
「回す対象を傷つけない」ことを最優先した工具です。

強く噛ませて回す
👉 パイプレンチ
汎用的につかむ
👉 モンキーレンチ

これらとは役割が異なり、使い分けが重要になります。

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