巾木(はばき)とは、壁と床の取り合い部分に取り付ける細長い仕上げ材のことです。
床と壁の境目に設置され、見た目をきれいに整えるとともに、壁を保護する役割があります。
住宅や店舗、オフィスなどほとんどの建物の室内に使用されている内装部材のひとつです。
巾木の役割
① 壁の保護
家具や掃除機、足などが壁に直接当たるのを防ぎます。
巾木があることで、壁の汚れや傷を防ぐことができます。また、クロスなどの壁の仕上げ材がめくれあがってくるのを防ぐこともできます。
② 床と壁の隙間を隠す
床材と壁の取り合い部分には、施工上どうしても隙間ができることがあります。最初は隙間なく見えても、糊が乾いて材料が少し縮むことがあり、後から隙間となってしまうこともあるんです。
巾木を取り付けることで、その隙間をきれいに隠すことができます。
③ 見た目を整える
巾木があることで、床と壁の境目がきれいに仕上がります。
内装デザインのアクセントとしても使用されます。
巾木の主な種類
木製巾木
木材や木質材料で作られた巾木です。
住宅(特に新築戸建て住宅では多く使われていると思います)の内装で多く使用されます。
塩ビ巾木
塩化ビニルで作られた巾木です。
柔軟性があり、店舗や公共施設などでもよく使われます。
ソフト巾木
薄く柔らかい塩ビ製の巾木です。
接着剤で壁に貼り付けて施工します。
学校や病院、店舗などでよく使用されます。賃貸アパートもソフト巾木を使用しているケースが多いように思いますね。
巾木の高さはどれくらい?
巾木の高さにはいくつかのサイズがありますが、一般的には次のような寸法がよく使用されています。
住宅の場合
一般住宅では、60mm〜75mm程度の巾木が多く使用されます。
主張しすぎず、室内のデザインにもなじみやすいサイズです。
店舗や施設の場合
店舗や公共施設では、75mm〜100mm程度の巾木が使われることがあります。
人の出入りが多い場所では、壁を保護する目的でやや高めの巾木が採用されることもあります。
ソフト巾木の場合
ソフト巾木は製品によってサイズが決まっており、60mm・75mm・100mmなどの高さが一般的です。
ポイント
巾木の高さは、室内のデザインや用途によって選ばれます。
住宅ではすっきりした見た目の高さが好まれ、店舗や施設では壁を保護する目的で高めの巾木が使われることもあります。
巾木の取り付け方法
一般的な施工方法は次の通りです。
- 壁の寸法を測る
- 巾木を必要な長さにカットする
- 接着剤または釘で固定する
- コーナー部分を加工して取り付ける
材料や種類によって施工方法は異なります。
巾木を設置するメリット
- 壁の汚れや傷を防げる
- 床と壁の隙間を隠せる
- 室内の仕上がりがきれいになる
- 内装デザインのアクセントになる
まとめ
巾木とは、壁と床の境目に取り付ける仕上げ材です。
壁の保護や隙間隠し、見た目を整える役割があり、住宅や店舗など多くの建物で使用されています。内装仕上げには欠かせない部材のひとつです。

