平蝶番(ひらちょうつがい)とは、最も一般的な形状の蝶番で、2枚の羽根(プレート)が平らに開く構造をした開閉金具です。
扉やフタなどを回転させて開閉できるようにするために使われます。
シンプルな構造で扱いやすく、住宅のドアや家具など幅広い場所で使用される基本的な蝶番です。
平蝶番の構造
平蝶番は主に次の3つの部分でできています。
- 羽根(プレート)…扉と枠に固定する部分
- 軸(ピン)…回転の中心になる部分
- ナックル…軸を包む筒状の部分
2枚の羽根が軸でつながっていることで、扉をスムーズに回転させることができます。
平蝶番の特徴
① シンプルで汎用性が高い
構造が単純なため、さまざまな用途に対応できます。
木製扉や家具など幅広く使われます。蓋つきの箱を作ったりなど、DIYでもよく使われます。
② 取り付けしやすい
扉と枠にビスで固定するだけの基本構造なので、施工しやすいのが特徴です。
③ 強度の種類が豊富
サイズや材質のバリエーションが多く、軽い家具から重いドアまで対応できます。
主な使用場所
- 室内ドア
- 押入れや収納の扉
- 家具の扉
- 木製のフタ
- 小型の建具
住宅内で最もよく見かける蝶番です。
平蝶番の取り付け方法
基本的には次の手順で取り付けます。
- 扉と枠に取り付け位置を決める
- 必要に応じて掘り込み加工を行う
- ビスで固定する
- 開閉確認と調整
扉の重さや高さによって、使用する個数を決めます。
平蝶番の選び方
- 扉の重量に合ったサイズを選ぶ
- 使用環境に合った材質を選ぶ(ステンレス・真鍮など)
- 見た目の仕上がりを考慮する(掘り込みの加工をしないと、蝶番を取り付けたところが少し出っ張ることになります)
- 必要な開閉角度を確認する
サイズ不足や強度不足は、扉の下がりやガタつきの原因になります。
掘り込み(彫り込み)について
多くの場合、平蝶番は扉や枠に掘り込み加工をして取り付けます。
これにより表面がフラットになり、見た目と動作が安定します。
掘り込みなしで表付けする場合もありますが、用途が限定されます。
メリット・デメリット
メリット
- 構造がシンプルで扱いやすい
- 種類が豊富
- 交換やメンテナンスがしやすい
デメリット
- 開閉時に外から見える
- 位置調整機能が少ない
- 施工精度が仕上がりに影響する
まとめ
平蝶番とは、2枚の羽根が軸でつながった最も基本的な蝶番です。
シンプルで汎用性が高く、住宅のドアや家具など幅広い開閉部に使用される標準的な金物です。用途や扉の重量に合わせた適切な選定と、正確な取り付けが重要です。
