蝶番(ちょうつがい)とは、扉やフタなどを開閉できるように取り付ける金具のことです。
正式な読み方はちょうつがいですが、「ちょうばん」と呼ぶ職人さんも多いです。
一般的には「ヒンジ」とも呼ばれます。内装や家具のいたるところで使う金物なので、一度は見たことがあるのではないでしょうか。
2つの部材を軸でつなぎ、回転運動を可能にすることで、スムーズな開閉を実現します。
ドア・家具・建具など、日常生活のさまざまな場所で使われている基本的な金物です。
蝶番の役割
① 扉やフタを開閉できるようにする
固定された枠と可動部分をつなぎ、回転させる役割を持ちます。
② 扉の位置を安定させる
開閉時のブレを抑え、正しい位置で動くように支えます。
③ 重さを支える
扉やフタの重量を受け止め、スムーズな動作を維持します。
特に大型扉では、強度の高い蝶番の選定が重要です。
主な使用場所
- 室内ドア
- 収納扉
- キッチンキャビネット
- 家具のフタ
- 建具全般
少しだけ例を上げましたが、主なものだけでもすべてあげるときりがないほどいろいろなところで目にすると思います。住宅だけでなく、店舗や設備機器など幅広く使われています。
蝶番の主な種類
平蝶番(一般的な蝶番)
最もよく使われる基本形状です。
ドアや木製扉などに広く使用されます。
スライド蝶番(隠し蝶番)
扉を閉めると外から見えないタイプです。
家具やシステムキッチンで多く使用されます。
旗蝶番(丁番)
軸が分離できるタイプです。
扉の取り外しが簡単にできます。
ピボットヒンジ
上下で支える構造です。
大型扉やガラス扉に使用されます。
蝶番選びのポイント
- 扉の重量
- 使用頻度
- 取り付け位置
- 見た目(露出・非露出)
- 開閉角度
用途に合わない蝶番を使うと、扉の下がりや異音の原因になります。
施工時の注意点
- 正確な位置出しが重要
- 左右の高さを揃える
- ビスの固定を確実に行う
- 扉重量に合った個数を使用
わずかなズレでも開閉不良につながるため、丁寧な施工が必要です。
まとめ
蝶番とは、扉やフタなどを回転させて開閉できるようにする金具です。
扉の動きを支える重要な部品であり、種類や強度を用途に合わせて適切に選ぶことが大切です。住宅・家具・建具など、あらゆる開閉構造に欠かせない基本部材です。

