角度定規(かくどじょうぎ)とは、壁や材料の角度を測ったり、その角度を別の材料に写すための工具です。
建築現場や内装工事では、壁や柱の角度が必ずしも90度とは限りません。
そのため、正確に材料を加工するには実際の角度を測る必要があります。
角度定規を使うことで、現場の角度をそのまま材料に写すことができ、巾木や廻り縁などの仕上げ材をきれいに納めることができます。
角度定規の主な用途
角度定規は主に次のような場面で使用されます。
巾木の角度取り
壁の入隅や出隅の角度を測り、巾木を正確な角度でカットします。
廻り縁の加工
天井と壁の取り合い部分で、角度を測る際に使用します。
見切り材の加工
フロアの見切り材など、斜めにカットする材料の角度を測るときに便利です。
造作家具の加工
棚やカウンターなど、直角でない部分の加工にも使用されます。
角度定規の使い方
角度定規の基本的な使い方はとてもシンプルです。
1 壁や角に定規を当てる
可動部分を動かして、測りたい角度に合わせます。
2 角度を固定する
ネジや固定レバーで角度を固定します。
3 材料に角度を写す
そのまま材料に当てて、角度を鉛筆などで写します。
この方法で、現場の角度を正確に再現することができます。
角度定規が活躍する理由
建物の壁や柱は、施工誤差や建物の構造によって微妙に角度がずれることがあります。
例えば本来90度のはずの角が、
- 88度
- 92度
といった具合にずれていることも珍しくありません。
そのような場合、角度定規で実際の角度を測ることで、材料をぴったり合わせることができます。
よく使われる角度定規の種類
角度定規にはいくつかのタイプがあります。
分度器付き角度定規
半円の分度器が付いており、角度を数値で確認できます。
スライド式角度定規
定規部分がスライドして、さまざまな角度を測ることができます。
デジタル角度計
角度をデジタル表示するタイプで、より正確に測ることができます。
DIYで使うときのポイント
DIYで角度定規を使用する場合は、次の点に注意すると作業がしやすくなります。
角度はしっかり固定する
固定ネジが緩いと、角度がずれてしまうことがあります。
カットする前に再確認する
材料を切る前に角度が正しいか確認しましょう。
少し大きめにカットして微調整
仕上げ材は少し余裕を持ってカットすると調整しやすくなります。
まとめ
角度定規は、現場の角度を測り、その角度を材料に写すための工具です。
建築や内装工事では、巾木や廻り縁、見切り材などの仕上げ作業でよく使用されます。
壁の角度が正確な直角でない場合でも、角度定規を使えばぴったり合わせることができます。
DIYやリフォームでも役立つ、便利な工具のひとつです。
