木口テープ(こぐちテープ)

「きぐちテープ」と読みたくなりますが、「こぐちテープ」と読みます。

木口テープは簡単に言うと、木でできた製品の断面などを滑らかに仕上げたり美しく見せるためのテープです。 本来は木を薄くシート状にしたものを細長くカットしてテープ状にしたものを指していたと思うのですが、最近はプラスチック製や樹脂製のテープも木口テープと呼ぶ方も多いようです。

ちなみに当社は木製のテープを木口テープ、樹脂製やプラ製の物は「エッジテープ」と呼んでいます。そのあたりは職人さんによって違うのですが、用途はほぼ同じです。 接着材を用いて断面に貼ることが多いですが、ご自宅でDIYされる方は、元々接着剤がついている状態で販売されている物や、両面テープがついている物が便利だと思います。

どんなところに使われるかというと、私たちがよく仕事で使用するのはキッチンのシンク下やガスコンロ下の棚の扉の縁です。 収納しているお鍋などを出し入れする際にぶつかってしまったり、頻繁に開け閉めする部分なのでどうしても年月が経つと傷んでしまいます。 扉ごと交換することもできますが、損傷が扉の縁部分に集中している場合は木口テープを張り替えるだけでだいぶきれいになります。

ご家庭で使うとすれば、カラーボックスの修繕やご自分で合板などを使って本棚などの家具を作る際の仕上げに使うと便利だと思います。