DEN(でん・デン)

DENとは、「でん」とよみます。ディーイーエヌって何の略なの?と聞かれることがありますが、DENは略語ではなく、英語のden=巣やねぐら、隠れ家などを表す が元になっている言葉です。

英語のdenの意味からも分かるように、このDENはワークスペースだったり、書斎や趣味のための小部屋といったスペースの事を指します。

コロナ禍でよく聞かれるようになった言葉の一つで、間取り図などにもよくこのDENが見られるようになりました。Sという表記もよく間取り図にあると思いますが、これもDENとほぼ同じようなものです。

部屋とどうして別の表記にするのか?というと、ポイントは一般的に言う部屋の建築基準法での扱いにはきまりがあるという点です。

建築基準法で一つの部屋(居室と言います)として利用するためには面積や採光量などの定義があり、それを満たしていないと居室として認められません。なので、基準を満たしていないスペースを間取り図などにDENと記載しているのです。(居室としての基準を満たしていないというだけで違法というわけではありません。

DENは一般的には窓が無かったり、他の部屋より狭かったりしますが、これは、居室の基準を満たさなくても使用できるスペースをうまく作っているとも言えます。

イメージとしてはだいぶ違いますが、納戸などと同じような扱いというとわかりやすいかもしれませんね。

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