ラワンランバー

ラワンランバーとは、無垢材のファルカタ芯(少し厚みのある木板です)の表裏にラワンの薄い板を貼り付けて作った合板の事を言います。

ラワンというのは東南アジア原産の広葉樹の事です。

特徴は、合板の中では軽い方で、表面はざらざらとしています。合板なので切断面をみると3層になっているという点もわかりやすい特徴だと思います。ただし合板はラワンランバーだけではなく、その他の合板も切断面は似ているので切断面だけで区別するのは難しいでしょう。

ラワンランバーはどういった用途で使用するかというと、内装工事で私どもがよく使うのは、傷んだ押し入れや玄関・キッチンの収納等にある棚板を交換する場合が多いです。

家具を作る際に使う場合ですと、テーブルの天板・棚を作る時の芯地に使われることが多いと思います。

ラワンランバーをそのままで使用するという事はほとんど無く、ラワンランバーを芯として、上からさらに化粧板などを貼り見た目を美しくして使います。特に家具を作る際に使う場合にはそのままでは見た目もそうですが、表面がざらざらとしているので勝手が悪いです。

ご家庭でDIYする方は靴の収納などを作る時には化粧板を貼らずそのままで使う方も多いです。全面にシートや化粧板を貼らなくとも見える側の切断面にだけ、木口テープを貼るだけでもだいぶ見た目は変わるので、手軽にDIYをしたい方にはお勧めです。