OSBとは、Oriented Strand Board の略です。木製の合板の一種で、薄くて細かい木片をボンドと混ぜ、圧縮して板状にしたものを言います。
OSBには、JAS規格で等級が定められ、「構造用パネル」と呼ばれ主に下地材として使われているものと、表面を研磨加工してあり、そのまま塗装などをしなくても見える部分に使う事が出来る内装用のものがあります。
主に業者が使用する構造用パネルのOSBは建物の様々な箇所の下地として使われています。JASによって強度別に定められた4段階の等級があり、OSBをどのような場所に使用するかによって選ぶ等級が違います。
当社は頻度はそれほど多くありませんが、内装の床の下地、又は壁の下地材として使用することがあります。
壁の下地として使う場合は4等級の物を使用することが多く、床の下地材として使う場合は2等級くらいの物を使う事が多い感覚です。そのあたりは現場によって変わってくるので、床の場合は全て〇等級などと決まっているわけではありませんが、床の場合はあまり強度の低いものを使うことはないので3等級や4等級を使ったことはありません。
一方、DIYでOSBを使用する方は、表面が少しすべすべに加工されている内装用のOSBを使う方が多いのではないでしょうか。OSBは価格も手ごろでホームセンターで購入することができるので、DIYの材料としても人気です。最近はお店の内装にそのまま使われている事もあります。私はカフェの壁の一部をOSBにしているお店を見たことがありますが、とても雰囲気があり、おしゃれでした。
ただ、1つだけあまりお勧めできないのは、水回りやテーブルの天板に使う事です。
その理由はOSBは水に強くないという特徴があるからです。 少し水がかかったくらいで直ちにダメになることはありませんが、長期間湿気の多い場所で使用したり、多くの水がかかる環境で使用すると、圧縮して1枚になっていた板から木片が剥がれ落ちてきたりします。
なので、湿気の多い環境などで使用するのは避けた方が無難です。