敷居スベリとは、障子や襖、押し入れの戸などといった、引き戸の開け閉めをしやすくするための物です。
引き戸の敷居部分はどうしても使用を重ねることですり減り、溝が無くなってきてしまいます。するとスムーズに滑りにくくなり、建具の開け閉めがしにくいという問題が発生します。
少し画像が荒くて見にくいかもしれませんが、敷居スベリは右の写真のように細い溝があるテープ状のものです。
この敷居スベリを敷居溝に貼るだけでだいぶ引き戸の滑りはよくなります。
DIYでも簡単にできますが、敷居の幅に合ったテープを選ぶことと、すでに敷居スベリが貼ってある場合は必ず古いものを剥がしてから貼るようにしましょう。
古い敷居スベリは簡単に剥がれないことがあります。そんな時はドライヤーなどを使い温めてあげるときれいに剥がれやすくなるので試してみてください。
また、アルミ製の敷居の場合はよくある和室の襖や引き戸用の敷居スベリを使ってはいけません。きちんと金属製の敷居スベリがあるので、ご自宅の敷居の材質や幅をしっかり確認してください。敷居すべり自体は安いもので数百円、我々がよく使用するものだと、2000円~3000円くらいで販売されている物が多いです。
ただし、襖や引き戸の滑りが悪くなったり引っ掛かりを感じる原因が敷居の劣化、摩耗などではなく、枠や建具自体のゆがみなどによる場合は敷居スベリでは解消しません。