グリスアップとは?
グリスアップとは、機械や部品の動く部分にグリスを補充したり塗布したりして、動きをなめらかに保つメンテナンスのことです。ベアリング、ヒンジ、可動部、重機や設備の軸まわりなど、摩擦が起きやすい場所でよく行われます。簡単にいえば、金属どうしがこすれて傷んだり、動きが悪くなったりするのを防ぐための手入れです。僕は建具回りや換気扇で行うことが多いです。
なぜグリスアップが必要なのか
機械は動けば動くほど、少しずつ摩耗します。そこに十分な潤滑がないと、音が出たり、熱を持ったり、部品の減りが早くなったりします。グリスアップをしておくと、摩擦を減らし、動きをスムーズにし、部品の寿命を延ばしやすくなります。見えにくい作業ですが、機械を安定して使ううえではかなり大切です。
僕のような営繕工事・住宅の不具合などに対応している方は異音対策としてグリスアップを行うことが多いと思います。
ドアがギーギーと音を立てるとか、換気扇から異音がするなどという時にも機械自体に問題がないようであればグリスアップを試してみたりします。
注油との違い
似た言葉に注油がありますが、グリスアップは油をさすよりも、やや粘度の高いグリスを使う点が違います。オイルはさらっとしていて細かいすき間に入りやすい一方、流れやすい性質があります。グリスはその場にとどまりやすく、負荷がかかる場所や長く潤滑を保ちたい部分に向いています。つまり、どちらが上というより、部位や用途に合わせて使い分けるといった感じですね。ちなみに僕はどちらも使います。注油の代表というかDIYで使う方も多いと思う代表商品のようなものはクレ556のようなタイプです。
やればやるほど良いわけではない
グリスアップは大切ですが、多ければ安心というものでもありません。入れすぎると余分なグリスがはみ出したり、周囲に汚れを呼び込んだりすることがあります。場所によっては、かえって動きの妨げになることもあります。だからこそ、必要な場所に、必要な量を入れることが大事です。
まとめ
グリスアップとは、機械や金属の可動部など動く部分にグリスを補充して、摩擦や摩耗を抑えるための基本的なメンテナンスです。動きをなめらかにし、異音や負担を減らし、部品の寿命を延ばしやすくする役割があります。
普段は目立たない作業ですが、こうした小さな手入れの積み重ねが、機械の調子や使いやすさにしっかり表れます。トラブルが起きてからではなく、調子の良いうちに整えておく。その考え方の代表が、グリスアップといえます。
