前割便座

前割便座とは

前割便座は「まえわれべんざ」と読みます。
名前の通り、便座の前の部分が割れていて、すき間がある形の便座のことです。

最近の家庭用トイレでは見かける機会が少ないかもしれませんが、学校や病院、公共施設、古めの建物などで使われていることがあります。見た目としては普通の便座に似ていますが、先端部分がつながっておらず、前側が開いた形になっているのが大きな特徴です。

便座にはいろいろな種類がありますが、前割便座はその中でも少し特徴のあるタイプです。現場で設備交換や修理の話をするときに、この名称が出てくることがあります。

前割便座の特徴

前割便座のいちばんわかりやすい特徴は、そのままなのですが、やはり前が開いていることです。
普通便座はぐるっと輪のようにつながっていますが、前割便座は前面に切れ込みがあり、完全な輪になっていません。

この形には見た目だけではない理由があります。用途や衛生面、使い勝手を考えて、この形が選ばれてきた背景があります。

なぜ前が割れているのか

前割便座は、主に衛生面や使いやすさに配慮した形とされています。
前側が開いていることで、体が便座に触れる面積を減らしやすく、使う人によっては圧迫感が少ないと感じることもあります。

また、清掃のしやすさという点で語られることもあります。便座の前側がつながっていないため、場所によっては汚れがたまりにくい、または掃除しやすいと考えられてきました。特に不特定多数の人が使うトイレでは、衛生性や管理のしやすさが重視されるため、前割便座が採用されることがあります。

さらに、昔から公共施設や業務用のトイレ設備で使われてきた流れもあり、建物によっては今もそのまま前割便座が付いていることがあります。

普通便座との違い

前割便座と普通便座の違いは、形を見ればかなりわかりやすいです。
いちばんの違いは、便座の前側が開いているか、つながっているかです。

前割便座

  • 前側にすき間がある
  • 公共施設や業務用トイレなどで見かけることがある
  • 衛生面や管理面を意識して使われることがある

普通便座

  • 輪の形で前側もつながっている
  • 一般家庭で広く使われている
  • 温水洗浄便座など家庭向け製品も多い

家庭用では、座り心地や機能性を重視した普通便座や温水洗浄便座が主流です。
一方で前割便座は、どちらかというと施設用途や昔ながらの設備の印象が強い便座だといえます。

前割便座が使われる場所

前割便座は、一般住宅よりも公共施設や事業所などで見かけやすい便座です。
たとえば、学校、病院、事務所、工場、駅、古い商業施設などで使われていることがあります。

でも、一般住宅では使わないというわけではありません。普通便座・O型便座か前割れ便座どちらが良いかというのははっきり言って好みの問題なので、一般住宅でも前割が良いという事で前割便座を選ぶ方ももちろんいらっしゃいます。

また、僕が良く営繕工事を行う賃貸物件なども前割便座が多いです。

前割便座を選ぶときの注意点

前割便座は見た目が特殊なので、交換時にはいくつか注意したい点があります。

まず大事なのは、便器の形やサイズに合うかどうかです。
便座は何でも付くように見えて、実際には取付寸法や便器の形状に合う必要があります。前割便座から別の便座へ交換したい場合も、取付穴の位置や便器サイズを確認しないと合わないことがあります。

また、使用する場所に合った便座を選ぶことも大切です。
家庭用トイレなら座り心地や機能性を優先したほうがよい場合もありますし、施設用なら清掃性や耐久性を重視したほうが向いていることもあります。

現場では「とりあえず似た形」で選ぶと、取付できない、見た目が合わない、使い勝手が変わるといったことが起こりやすいです。交換時は製品寸法の確認が基本になります。

前割便座は形に意味がある便座

前割便座は、前が割れている独特の形をした便座です。
一見すると少し変わった便座に見えますが、衛生面や使い方、施設での運用などを考えて使われてきた設備です。

普段あまり意識しない部分かもしれませんが、設備の名称を知っておくと、交換や修理の話をするときに伝わりやすくなります。
前割便座という言葉を聞いたら、まずは「前が開いているタイプの便座」と覚えておくとわかりやすいです。

トイレ設備には似ているようで名前も役割も違う部材が多いですが、こうした基本用語をひとつずつ押さえていくと、現場の会話や商品選びもしやすくなります。

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