大引(おおびき)とは、床を支えるために床下に設置される構造材のことです。
床の構造では主要な部材のひとつで、束(つか)や基礎の上に設置され、その上に根太を組んで床を支える役割があります。内装業者が直接施工する部分ではないのですが、建物のたいへん重要な構造材です。
住宅の床は多くの場合、次のような構造になっています。
束 → 大引 → 根太 → 合板 → フローリング
大引は床全体の荷重を支える重要な部材です。
大引の役割
床の荷重を支える
家具や人の重さなど、床にはさまざまな荷重がかかります。
大引はその荷重を支え、束や基礎へと伝える役割があります。
床の強度を確保する
大引がしっかり設置されていないと、床がたわんだり沈んだりする原因になります。
床の強度を確保するために、大引は重要な構造材です。
根太を支える
大引の上に根太を並べて施工します。
そのため大引は、根太を支える基礎となる部材でもあります。
大引のサイズ(寸法)
住宅で使われる大引のサイズにはいくつか種類があります。
| サイズ | 用途 |
|---|---|
| 90×90mm | 一般住宅 |
| 105×105mm | 強度が必要な床 |
| 120×120mm | 大きな建物 |
現在の住宅では、90mm角や105mm角の木材が使われることが多いです。
大引の間隔
大引は床下の束の上に一定間隔で設置されます。
一般的には次のような間隔になります。この辺りは内装屋の僕は詳しくないので、工務店さんなどの建築業者さんの解説の方が詳しいと思います。
| 間隔 | 用途 |
|---|---|
| 約910mm | 一般住宅 |
| 約1820mm | 構造による |
建物の構造や設計によって間隔は変わります。
大引と根太の違い
大引と根太はどちらも床を支える部材ですが、役割が異なります。
| 部材 | 役割 |
|---|---|
| 大引 | 床構造の主要部材 |
| 根太 | 床材の下地 |
大引は床構造の骨組みにあたり、その上に根太を組んで床を作ります。
よくある悩みと対処方法
床が沈む
床が沈む場合、大引や束に問題がある可能性があります。
簡単な対処方法
床下に入れる場合は、束の高さ調整や補強で改善することがあります。
床鳴りがする
歩くと「ギシギシ」と音がする場合があります。
簡単な対処方法
床材と根太の固定不足が原因のことが多く、ビスの追加などで改善することがあります。
大引が腐ることはある?
床下の湿気が多いと、木材が劣化することがあります。
対策
- 床下換気を確保する
- 防腐処理された木材を使用する
床下の湿気対策は建物の耐久性にも重要です。
まとめ
大引とは、床構造を支える重要な部材です。
束の上に設置され、その上に根太を組んで床材を施工します。住宅の床では、床の強度や安定性を確保するために欠かせない構造材のひとつです。

