有効寸法の読み方は「ゆうこうすんぽう」です。
実際に人や物が使える・通れる・収まる寸法のこと。
図面上の寸法や単なる内寸法ではなく、
最終的に機能する寸法を指します。
内寸法との違い
混同されやすいけど、ここが肝。
内寸法から
などを差し引いたものが、
有効寸法になります。
「内寸は足りてるのに使えない」「入らない」
は、だいたい有効寸法不足が原因だと思います。
有効寸法が重要な場面
① 人が通る・使う場所
- 通路幅
- 開口幅
- 階段
- 出入口
建築基準や使い勝手は
有効寸法で判断されることが多いです。注文住宅などを建てたことがある方は、使う予定の家具や家電の大きさなんかを建てる前に聞かれることがあると思います。それは、建物を建てた後実際住むにあたって、「家具が入らない」などということが起こらないように有効寸法を確保するためです。
実際僕の自宅を建てたとき、購入予定の家具の大きさなど全て伝えて階段の有効寸法を見てこれなら大丈夫と思ったのですが、実際手すり分で冷蔵庫が入らず、一度手すりを外すという手間がかかったという経験があります。
これは手すりは壁から出ている部分が10センチ未満なら有効寸法に含めないというような決まり?があってそのためなのだと思います。ちょっとその辺がややこしい部分があるんですよね。有効寸法のそのあたりの詳しい話はまた別の機会に説明できたらと思います。
② 収納・造作家具
- 棚板の有効幅
- ハンガーパイプ下の高さ
- 引き出しの有効奥行
数ミリ〜数センチで
使いやすさが変わります。
③ 既製品の設置
- 家電
- 設備機器
- 什器
外寸が入っても
有効寸法が足りないと入りません。これが、先ほど述べた注文住宅を建てる際などに事前に使う家具家電のサイズを聞かれる理由です。まあ、聞かれたところで入らなかったという僕の家のケースもあるんですがね・・・。
現場での使われ方
職人同士では
「有効で800取れてる?」
「有効寸法いくつ?」
という感じで使うと思います。
有効寸法でよくある注意点
⚠ 仕上げ後を想定する
有効寸法は
完成形基準。
施工途中の寸法で判断すると
あとでズレます。
⚠ 可動部を忘れない
- 開き戸の扉厚
- 引き戸の引き残し
- 金物の出っ張り
これらは
有効寸法を削る要因になります。
⚠ 図面表記に出ないことも多い
有効寸法は
図面に明記されないことが結構あります。
👉
現場で読む力がとても重要です。
内寸法・外寸法との関係まとめ
| 種類 | 意味 |
|---|---|
| 外寸法 | 物の大きさ |
| 内寸法 | 内側〜内側 |
| 有効寸法 | 実際に使える |
内装工事では
有効寸法が最終判断。