面材とは?
面材は「めんざい」と読みます。建築や内装の場面では、板状で“面”をつくる材料を指すことが多い言葉です。ただし、かなり広く使われる用語なので、文脈によって意味が少し変わります。たとえば内装材の分類では、壁や天井に使う板状の仕上げ材が「面材」としてまとめられることがあります。
一方で、素材や部材の説明では、扉や家具の表面に使う“表の板材”という意味で使われることもあります。
面材は「広い面をつくる板材」と考えるとわかりやすいです
面材という言葉が少しわかりにくいのは、商品名ではなく役割を表す呼び方に近いからです。たとえば枠材が“線”をつくる部材なら、面材は“面”をつくる部材です。壁、天井、扉の表面、家具の側板や前板など、広い平面として見える部分に使われることが多く、見た目にも納まりにも関わる大事な材料です。
現場感覚で言うと、面材という言葉は“ベースになる板”として使われることもあれば、“見える仕上げ面そのもの”として扱われることもあります。僕個人の感覚としては人それぞれという感じなんですよね。面になる材料をいう人もいれば、あくまで表面に出てくる平らな素材を指す人もいます。そのため、見積書や商品説明で面材という言葉が出てきたら、「どこの面に使う材料なのか」を見るとどちらの意味で使われているのかわかりやすいと思います。
面材と基材の違い
面材と似た言葉に「基材」があります。この2つは混同されやすいですが、考え方は少し違います。基材は部材の土台や芯になる材料を指し、面材はその表面側や板状の構成部分として使われることが多いです。
たとえばフラッシュドアのような構造では、内部の芯材や枠組みが土台になり、その外側に貼る板が面材として扱われるイメージです。反対に、下地ボードのように表面に見えなくても、広い面を構成して機能を持たせる板材を面材と呼ぶケースもあります。言葉だけで決めつけず、どの位置でどんな役割を持つかを見ることが大切です。
面材の代表的な種類
面材にはいろいろな種類があります。木質系では、構造用合板、MDF、OSBなどが代表例です。
「耐力面材」として使う場合もあります
面材という言葉は、内装や家具だけでなく構造の話でもよく出ます。その代表が「耐力面材」です。これは壁に張って、建物の揺れに抵抗する力を持たせるための板材のことです。DAIKENでは、耐力面材の壁をつくる材料として木質系と無機質系の2種類があると説明しています。
つまり、面材は単なる仕上げ材とは限りません。見た目を整えるための面材もあれば、耐震性や防耐火性など性能面を担う面材もあります。
面材を知ると建材の説明が読みやすくなります
面材は、建築や内装の中ではかなり便利な言葉ですが、そのぶん意味の幅が広い言葉でもあります。
リフォームや内装工事の説明で面材という言葉が出てきたら、どこに使うのか、表面なのか下地なのか、仕上げ目的なのか性能目的なのかを意識してみてください。そこが見えると、材料選びや工事内容がかなりわかりやすくなります。