部材とは
部材は「ぶざい」と読みます。
建築や内装、設備、製造などの現場で使われる言葉で、工事や組み立てに使う個々の材料やパーツを指すことが多いです。
かなり広い意味で使われる言葉なので、これひとつで特定の物を指すというよりは、現場で必要になるさまざまな品物をまとめて表す言い方と考えるとわかりやすいです。
たとえば、木材、金物、ボード、ビス、見切り材、配管部品なども、文脈によってはまとめて「部材」と呼ばれます。
部材の意味をわかりやすく言うと
部材をもっと簡単に言うと、工事や製品を構成するための部品や材料です。
完成したものそのものではなく、その途中で使う一つひとつの要素を指す場面が多くあります。
たとえば現場で「この部材まだ届いてない」「仕上げ用の部材を先に搬入する」と言うときは、必要なパーツや材料全般を指していることがあります。
つまり、かなり便利なまとめ言葉です。
ただし便利な分だけ、会話の中で何を指しているのかは前後の文脈で変わります。
木材のことを言っているのか、金物のことを言っているのか、あるいは化粧材を含めた全体のことを言っているのかは、その場の話の流れで判断されることが多いです。
部材と材料の違い
部材とよく似た言葉に「材料」があります。
この2つは似ていて、正直僕の感覚では同じような意味で使われているように感じますが少し感覚が違うことがあります。
例えば、全く無加工の状態の物は材料と呼ぶことが多く、ある物のパーツや副資材の類を部材と呼ぶことが多いのかな・・という感じです。
材料
加工前の素材や、工事に使う元になるものを指すことが多いです。
たとえば木材、石こうボード、モルタル、クロスなどを広く材料と呼ぶことがあります。
部材
材料の中でも、用途や役割を持って使われるものを含めて言うことが多いです。
すでに部品としての性格があるもの、ある程度形や役割が決まっているものに対して使われやすい印象があります。
たとえば、ただの板として見るなら材料ですが、特定の場所に取り付けるための加工済みパーツとして扱えば部材と呼ばれることがあります。
現場では厳密に線引きされないこともありますが、「材料より少し完成品寄り、用途寄りの言い方」と思うとイメージしやすいです。
現場で部材という言葉が使われる場面
部材という言葉は、建築や内装のさまざまな場面で使われます。
内装工事
内装では、下地材、見切り材、巾木、ボード、ビスなどをまとめて部材と呼ぶことがあります。
「部材の手配」「不足部材の確認」といった言い方はよくあります。
設備工事
設備工事でも、配管継手、支持金具、バルブ、カバーなどを部材と呼ぶことがあります。
特に図面や見積書、発注のやり取りでは使いやすい言葉です。
製作や組み立て
家具や建具、機械などの製作でも、完成品を構成する一つひとつの要素を部材と表現します。
「木製部材」「金属部材」「樹脂部材」などの言い方もよくあります。
このように、部材という言葉は業種をまたいで使いやすいのが特徴です。
だからこそ、現場用語としてかなり出番が多い言葉になっています。
部材という言葉が便利な理由
部材という言葉がよく使われるのは、細かい品名を全部言わなくても話が通じやすいからです。
現場では多くの物が動いているため、毎回すべての商品名や正式名称を並べるのは大変です。
そこで「仕上げ部材」「補強部材」「取付部材」などの言い方をすると、ある程度まとまりを持って伝えられます。
会話も早くなりますし、資料や見積書でも使いやすい表現です。
ただし、便利な反面で少しあいまいにもなりやすいです。
重要な場面では「どの部材か」を具体的に確認したほうが、発注ミスや施工ミスを防ぎやすくなります。
部材を理解すると現場の会話がわかりやすい
現場で「部材」という言葉が出てきたら、まずは工事や組み立てに使うパーツや材料のことだと考えれば大きく外れません。
特定の一品を指すより、必要な構成要素をまとめて呼んでいることが多い言葉です。
また、材料との違いをざっくり理解しておくと、会話のニュアンスもつかみやすくなります。
素材寄りなら材料、役割や用途を持つパーツ寄りなら部材、という感覚です。
建築や内装の用語は似た言葉が多いですが、部材はかなり基本で、しかもよく使われる言葉です。
意味を押さえておくと、見積書、図面、職人さん同士の会話など、いろいろな場面で役立ちます。