パイン材のパインってパイナップルの木じゃないの?

パイン材のパインはパイナップルでのパインではありません

「パイン材」と聞くと、最初にパイナップルを思い浮かべる方はけっこう多いです。僕の妻は完全にパイナップルの木の部分で作った材料だと思っていました。音がほとんど同じなので、むしろそう思うのが自然かもしれません。ですが、結論から言うと、パイン材の“パイン”はパイナップルではありません。
パイン材のパインは、松の木のことです。

家具や建具、床材などで使われるパイン材は、松の仲間からとれる木材を指します。やわらかめで加工しやすく、木目も比較的やさしい印象なので、ナチュラルな雰囲気の内装や家具でよく使われます。

パイン材は「松の木」の木材です

パイン材の「パイン」は、英語の pine に由来する言い方です。つまり、木材としてのパイン材は、松系の木を材料にしたものです。

現場や家具の説明では、

  • パイン集成材
  • パイン材の棚板
  • パイン材の家具
    のように使われることが多いです。

やわらかくて軽めのものが多く、切ったり削ったりしやすいので、DIYでも人気があります。色味は明るめで、使い込むうちに少し飴色っぽく変わっていくものもあり、そういう経年変化を楽しめるのも魅力です。

じゃあパイナップルは何なのか

一方のパイナップルは、果物として知られているあのパイナップルです。そして、パイナップルは木ではなくどちらかというと草の仲間なのだとか。僕もそれは知りませんでした。恥ずかしながら低木だと思っていました。草なんですね。びっくりです。

少なくとも、建築や内装、家具の話で「パイン材」と出てきたら、パイナップルではなく松材のことだと思ってまず間違いありません。

どうしてこんなに勘違いしやすいの?

いちばんの理由は、やはり名前の響きです。
「パイン」と聞くと日常では果物のイメージのほうが強いので、木材の話で突然出てくると頭の中で少し渋滞します。しかも「パイン材」という言葉だけを見ると、木の種類に詳しくない限り、松だとはすぐ結びつきにくいです。松材と言ってくれよと日本人なら思ってしまうかもしれません。

現場では当たり前のように使われる言葉でも、一般の方からすると「それ、どの木のこと?」となるのは自然です。こういう建材用語は、意味がわかると一気に覚えやすくなります。

パイン材ってどんなイメージの木材?

パイン材は、明るくてやさしい雰囲気が出しやすい木材として知られています。北欧風、ナチュラル系、やわらかい印象のインテリアとも相性がよく、棚板や家具、腰壁、造作材などで見かけることがあります。

ただし、比較的やわらかいぶん、傷やへこみが付きやすい面もあります。そこを「味」として楽しむ人もいれば、傷が気になる場所では別の材を選ぶこともあります。つまり、見た目は親しみやすいけれど、用途に合わせて考えたい木材です。

名前の意味を知るだけで、建材がぐっと身近になる

「パイン材のパインって、パイナップルの木じゃないの?」という疑問は、実はかなり良い着眼点です。
建材の名前は、知っている人には当たり前でも、初めて聞く人には少しひっかけ問題みたいに感じることがあります。

でも、答えはシンプルです。パイン材のパインは、パイナップルではなく松。
このひとつを知っておくだけで、家具選びや内装の説明を見たときにも「ああ、あの明るい感じの松系の木ね」とイメージしやすくなります。建材の言葉は少し硬そうに見えても、意味をほどくと意外と親しみやすいものです。

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